イタリアからHAPPY NEW YEAR

　

　

Felice anno nuovo！　明けましておめでとうございます。今年は久しぶりの帰省や遠出などして、家族や友人と過ごしの方が多いのではないでしょうか。イタリアではかなり早めに行動制限も解除され、マスクのない日常を過ごしています。そんなイタリア・ナポリのクリスマスから新年のハッピーな生活をお届けいたします。

　

　

日本では大晦日に年越しそばを食べるように、イタリアの大晦日は家族や友人と過ごし、伝統的なLenticchie e cotechino （レンティッキエ　エ　コテキーノ）という、レンテ豆（レンズ豆）とソーセージを使った料理を食べる習慣があります。これはレンテ豆がゴールドや金貨に似ていることから、食べれば金運が上がるとされているからです。Lenticchie e cotechinoは家庭料理としても定番となっており、レンテ豆を肉と野菜の出汁でじっくり煮込み出た素朴な味と、脂身のあるコテキーノソーセージが合わさりタンパク質をしっかり取れる一品です。　

　

　

カウントダウンは、とってもにぎやか。写真はナポリの海辺にある城、Castel dell’Ovo カステルデローヴォ（卵城）での打ち上げ花火です。街全体が、花火や音楽などで盛り上がり、お酒を楽しみながら新年を迎えています。花火は、誰が一番大きく打ち上げられるかを競い合うほど迫力と人気があります。もともと陽気なイタリア人としての特性もあり、この時はお隣にいる他人とも友人のように接して過ごします。

　

　

1月1日は新年を祝うためにとっても豪華な食事をします。ナポリは海の幸と水牛のモッツァレラチーズがとっても有名な地域なので、訪れる際にはぜひペスカトーレやマルゲリータも召し上がってください。ほかにも、ボンゴレパスタ、ラザニア、ステーキなど海辺のレストランで楽しみます。

 

デザートにはラムシロップに漬けたケーキ、babà（ババ）がおススメ。バターと卵をたっぷり使った芳醇な香りに、ラムシロップのしっとりさが加わった大人のお菓子です。柔らかいスポンジを噛むと甘いシロップとラムの濃厚さが口の中に一気に広まり、しっとりとした食感で美味しいです。ナポリで人気のスイーツなので、ぜひ機会があったらお試しください。